こんにちは。たらこです。
時間がない人のためのITパスポート勉強法と題して、自分の経験を踏まえて
おすすめの勉強方法を紹介していきたいと思います。
会社で取得を義務付けられている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
学生の方は就職のために取っておきたいなーと思いませんか?
IT系を全く触ってこなかった方には結構厳しいですよね。
今回は特に時間のない人に最も効率的な学習方法を紹介していきます。
こんな人にこそ実践してほしい
- これからITパスポートの勉強を始める人
- IT系を全く触ったことがなくて何を勉強したらいいかわからない人
- 何度やっても合格できない人
- 試験までの時間がない人
この記事のポイント
- ITパスポートは過去問がすべて。繰り返し過去問を解くべし。
- 過去問を解く場合は、問題の選択肢の意味を全部答えられるようにすべし。
- 選択肢から即興で似たような別の問題を考えてみるべし
- 意味が分からない選択肢は参考書を必ず読んで繰り返し理解すべし。
たらこの情報処理技術者試験の遍歴
私は会社に入ってから情報処理技術者試験を受け始めて5年で下記を取得しました。
- ITパスポート
- 基本情報処理技術者
- 応用情報処理技術者
- ネットワークスペシャリスト
- セキュリティスペシャリスト(現:情報安全確保支援士)
- データベーススペシャリスト
- エンベデッドシステムスペシャリスト
駆け足に取得していきましたが、情報処理技術者試験は試験ごとに出題にクセがあります。
つまり、正しい対策をすれば間違いなく合格することができます。
その対策のコツをこれから紹介していきます。
ITパスポートに合格するには?まずは試験を知ろう。
ITパスポートの合格点は?
試験時間
- 120分
出題分野
- ストラテジ系(経営全般):35問程度
- マネジメント系(IT管理):20問程度
- テクノロジ系(IT技術):45問程度
合格基準
- 総合評価点
600点以上/1,000点(総合評価の満点) - 分野別評価点
ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
合格には全体で60%の正答率、分野別で30%ずつの正答率が必要
40問ミスしてもいいって考えたら楽じゃない?
試験合格には全体で60%の正答率、分野別で30%ずつの正答率が必要になります。
まとめると下記が最低合格ラインです。
問題数 | 必要正答率 | 必要正答数 | |
ストラテジ系 | 35問 | 30% | 12問 |
マネジメント系 | 20問 | 30% | 6問 |
テクノロジ系 | 45問 | 30% | 15問 |
全体 | 100問 | 60% | 60問 |
全分野で60問平均的に正解できれば合格です。
逆に言うと40問落としても問題ないということです。
しかしながら、分野別の必要正答率が設定されているので、
どこかの分野を捨てるといったような対策はしないことをお勧めします。
ITパスポートは過去問から同じような問題が出ることが多い
はっきり言います。ITパスポートはハイパー過去問ゲーです。
この試験一番のポイントは満点が必要ないことです。
そして、過去問から似たような問題が出る確率が非常に高いです。
つまりは…過去問を解きまくる
これが一番手っ取り早い対策方法です。
いや、本当にですよ。
過去問はネットに落ちている
「ITパスポート 過去問」でググれば過去問はいたるところに見つかります。
過去問を解きまくれ!
1に過去問、2に過去問、3,4は休憩、5に過去問!
しかし!ただ解くだけでは、選択肢を覚えるだけの作業になってしまいます。
それを効率的な勉強にするために必ず下記を実施してください。
過去問を解く場合は、問題の選択肢の意味を全部答えられるようにすべし。
これが、今回の紹介する対策の一番のキモです。
例えば下のような問題を解く際にはどんな点を気を付ければいいのか解説します。
ITパスポート平成31年春期 問62
<問題>
複数のハードディスクを論理的に一つのものとして取り扱うための方式①~③のうち,構成するハードディスクが1台故障してもデータ復旧が可能なものだけを全て挙げたものはどれか。
①RAID5
②ストライピング
③ミラーリング<選択肢>
ア:①,②
イ:①,②,③
ウ:①,③
エ:②,③
さて、まず答えですが、これは「ウ」です。
では、選択肢をしっかり理解しましょう。
RAID5、情報データとともにパリティビットも各ディスクに分散して書き込む方式です。1台が故障しても、パリティビットを用いてデータを復旧できるようになっています。
ストライピング、 複数のディスクに分散してデータを書き込むことで、アクセス性能を向上させる方式 です。冗長化のための技術ではないため、1台ディスクが壊れたらデータ復旧はできません。
ミラーリング、 同じデータを2台以上のディスクに書き込むことで、信頼性を向上させる方式です。1台壊れても他のディスクがあるのでデータは復旧できます。
だから、答えは「ウ」なのです。
さらに、ストライピングはRAID0、ミラーリングはRAID1ともいいます。
また、ディスクの本数をNとしてディスク1本当たりのデータ容量をMとすると
全体で下記のようなデータ容量になります。
全体データ容量 | |
ストライピング | N×M |
ミラーリング | (N×M)/2 |
RAID5 | ((N-1)/N)×M |
……
どうでしょうか?選択肢を理解するという意味がわかりましたか?
最強の効率的勉強プロセスはこれだ!
過去問からいかに効率よく勉強するかが時間短縮のキモ!
忙しい人ほど、過去問を効率よく勉強しよう!
- まずは過去問を解いて選択肢の意味を答えられるようにする
- 選択肢の情報から問題になりそうな内容を思い出す
- 余裕があれば即興で問題を作ってみる
- 上記ができなければ参考書等を読み直す
上記のプロセスで勉強を進めると一気に知識が身についていきます。
これは、人間の記憶は現在記憶しているものと関連付くことで
より強くなるという作用があるからです。
関連付けて記憶を呼び起こすことで、より深く記憶に根付きます。
トータルの必要な勉強時間はどのくらい?
過去問3年分について上記勉強プロセスを実施すれば満足に合格できると思います。
その際のトータル時間は、人によってまちまちだと思いますが、
過去問1問あたり3分で解くとすると、春・秋で1年200問あるから、3年で600問。
つまり、600問×3分=1800分=30時間ほどで合格できます。
予備知識がある方はもっと短縮できると思います。
私の場合は、予備知識がありましたので10時間ほどで合格できました。
参考書は必要?おすすめ参考書は?
個人的にはあったほうがいいと思います。当然、ネット情報だけでも対策は可能ですが、
参考書は体系的に内容がまとめてあり、知りたい内容をより分かりやすく、早く理解することが
可能です。時間がない人ほど、参考書を使って勉強するのがいいです。
おすすめ参考書は私も使った、翔泳社の参考書がおすすめです。
これは他の参考書に比べ、ビジュアルと説明のバランスが非常によく、
内容も試験に沿ったものになっていて、無駄が少ない参考書になっています。
もし、まだ参考書を手にしていないのならぜひ一読してください。
まとめ
試験を受ける目的は様々だと思いますが、
今回紹介したプロセスが誰かの役に立ったならば幸いです。
ITパスポートはいつでもテストセンターで試験を受けることができますので、
ぜひ挑戦してみてください。
では、よいサイバーライフを!
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